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◆リールの選び方◆
ルアーフィッシングで使用するリールにはスピニングリールとベイトリールがあります。
ベイトリールはオフショアのジギングやバスフィッシングではかなり使われていますが、海のショアでのルアーフィッシングは 殆どスピニングリールを使用します。
ここでは 海のショアが中心なのでスピニングリールが中心になります。
スピニングリール
ベイトリール
【スピニングリールの特徴】
スピニングロッドと組み合わせて使います。
キャスティング時抵抗なくラインが出る構造になっているため、軽いルアーを投げるのに適したリールで、遠投するときも有利になっています。
高速リトリーブが必要になる青物がターゲットの時など 一回転あたりの巻き上げ量も多くスピードが速いので最適です。
しかし、スピニングリールは巻き上げの構造から弱点もかなりあります。
ラインをローラでクランクさせるため 巻き上げ力が弱くなり、大型の魚がつれたときハンドルを巻きづらくなったり、状況によっては全く巻けなくなるときもあります。
慣れてくればロッドでカバーしてポンピングでかわせるのですが 初心者にとってはなかなか難しいことで このタイミングでバラしてしまう事もあります。
さらに、ラインをクランクさせることで 巻き上げのたびにラインがねじれるため、ナイロンやフロロラインでは巻き癖がついてしまい、キャスティング時にラインが団子状出て行ったり リールのローラーやロッドのガイドに絡みついたりすることがあります。
一応リールには糸よれ防止機構はついてはいますが、完全に解消は出来ないようです。
【リールサイズ】
リールサイズは使用するロッドによりだいたい決まりますが、最低でも自分の使用するラインが150〜200mは巻けるリールを選びます。
リールサイズの bP000〜bR000・・・等の数字は大きくなるほど大型のリールに
なり巻きあげ力も強く、ラインの巻き量も増えていきますが 浅溝スプールのタイプは巻き量が変わりますので、充分データをチェックしてから購入するようにします。
(参考)スプールの糸巻き量:シマノスプール 単位 ?号-?m
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1000 |
2000 |
2500 |
3000 |
4000 |
ナイロン |
2.0-100 |
2.0-150 |
2.5-150 |
3.0-150 |
4.0-150 |
PE |
1.0-190 |
1.2-170 |
1.5-160 |
2.0-180 |
2.0-260 |
各ライン太さの換算(東レ) LB:ポンド 1号=4LB
ナイロン(号) |
1.5 |
2 |
2.5 |
3 |
4 |
5 |
6 |
ナイロン(LB) |
6 |
8 |
10 |
12 |
16 |
20 |
24 |
PE (号) |
0.6 |
0.8 |
1.0 |
1.5 |
2.0 |
2.5 |
(LB) |
8 |
10 |
12 |
16 |
20 |
30 |
上2段はナイロンの(号数)表示を基準にしたときの(LB)表示の換算
縦枠は同等の強度になりますので同一強度ではPEラインは細く出来ます。
PE1.0号ラインは12LB相当でナイロンラインの2.5倍の強度を持ちます。
各ラインの目安は上記の表のようになりますがリールbヘメーカによって若干違う場合がありますのでデータによる比較が必要になります。
通常のルアーフィッシングに使用するリールは 2000〜4000のものになりますが青物等をターゲットにする場合はもう少し大きいリールを使用することもあります。
また、飛距離を重視するときはPEラインを使用すると太さを半分以下に出来るのでかなり有利になりますがラインの癖がありますので注意が必要です。
【ドラグ調整】
スピニングリールにおいては特徴のところにも書きましたが 構造上の問題からドラグ機構は非常に重要な役目になります。
構造は簡単でリール本体にスプールをはめて込んでネジで固定しますがこの締め付けの強さがドラグの調整強度になります。
最初のころはこのドラグ強度をあまり気せずに使っていましたが 調整が弱すぎるとシーバスがヒットしたと同時にラインが出っぱなしになりあわててドラグを締めて、今度は強すぎてラインブレイクさせたり、強すぎるとロットが折れそうになってあわてたりで散々な思いをしました。
このドラグ性能はリールの値段とかなり関係していて、安いリールはドラグの性能がいまいちのような気がしています。
高価なリールほどドラグ性能は高く微調整もしやすいようで、ヒットしたあとで再調整した場合にもうまく動作してくれます。(ヒット後の再調整は通常はしませんが)
ナイロンライン強度(東レ) 号数表示/ライン強度
太さ(LB) |
4 |
5 |
8 |
10 |
12 |
16 |
20 |
30 |
強度(s) |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
8 |
10 |
15 |
設定強度:12LB/6s ⇒ 1.5〜2.0s(1/4〜1/3)
ではドラグの強度調整についてですが 基本的にはライン強度の1/3〜1/4程度に調整するのが良いとされています。
ロッドにリールをセットした状態でバネバカリをつないで引っ張り、ドラグがすべり出した時の数値が設定値になりますので 目的の数値になるようにドラグを締めたり緩めたりを繰り返し調整します。
建前では以上のようにハカリを使いますが、私は実際のところ手でラインを引っ張って感覚的に調整して済ましていますが慣れてくれば特別問題はないでしょう。
ただ、キャストの合間にドラグが正常になっているかラインを引っ張って確認することだけは必ずするようにしています、特に寒い時期になるとドラグが重くなる場合もありますので。
【リール購入にあたって】
リールの大きさが決まったら実際に購入するわけですが、リールは値段がそのまま製品の性能と思ってください、ドラグの性能にしても巻きのスムースさについても耐久性についても安いものはそれなりの性能と思ったほうが良いです。
特にルアーフィッシングの場合 キャストとリトリーブの繰り返しになりますのでリールの耐久試験をしているようなもので 安物はガタが大きくなったりドラッグが壊れたりします。
実際 釣友がドラグ破損で大物をばらしたこともあります。
ルアーフィッシングを本気でやってみようと思い購入するのでしたら最低でも 定価で1万円以上のリールを購入することをお勧めします。
メーカが新製品を出す時期になれば 旧タイプは半値位で買えることもありますのでとりあえず安物で練習して なれたころに旧タイプ上位機種を買うのも良いかも知れませんね!
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